パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち オリジナル・サウンドトラック 特別盤(CCCD)サントラ
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
発売日 2003-12-10
オススメ度:★★★★
ディズニーランドのあの機械仕掛けの人形による人気アトラクションを思い
浮かべて、このサントラ盤に、「ヨーホー」の歌のような気さくささ、ある
いはエロール・フリン主演『海賊ブラッド』でのコーンゴールド作曲による
オーケストラの血湧き肉踊るロマンチシズムを、ささやかながら期待される
向きもあるかもしれない。けれども、作曲家クラウス・バデルトは、まず素
朴で愛すべきケルト風フォークでリスナーを魅了し、ついで彼が作曲した
『K-19』の不穏な音楽に勝るとも劣らないシンフォニーと合唱による轟音を
浴びせかける。同じドイツ出身の作曲家の先輩からの影響(本作は、ハン
ス・「ロング・ジョン」・ジマーの監修による映画音楽としてお墨付きを得
ている)は全編を通じて明らかだが、バデルトは彼ならではの力強い才能も
持ちこんでいる。
おそらくこのありきたりのジャンルは徹底的に作り直す必要があると感じた
バデルトは、うなりを上げる砲弾を思わせる音をかすかにまじえながら、カ
リブ海でホルストとショスタコーヴィチが一騎打ちするかのようなリズミカ
ルで緊迫感に満ちたヨーロッパ的なセンスを聴かせてくれる。またエンディ
ングでは、ややロマンチックな味付けをしているが、これは極めて用心深く
ながら、コーンゴールドの生き生きとしたメロディーの恩恵を受けているの
はまちがいないはずだ。
けれども、あくまで本作の中心となるのは夏の大作映画にふさわしい堂々た
る大音量の音楽であり、それは隣の住人の目を覚まさせるほどだ。(Jerry M
cCulley, From Amazon.com)
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